最近の風潮に一言

15年間、帝王切開出産したママたちの思いをお聞きするという活動を続けています。

15年前と変わったことも変わらないこともいろいろありますが、一番変わったのは、帝王切開率が ぐんと高くなったことでしょう。

 

理由はもちろん いろいろです。

私のところにいらっしゃる方は、帝王切開にマイナスのイメージを持っている方が圧倒的に多いです。
わざわざ検索していらっしゃるということは、気になって仕方がないということです。

なのでその方たちの心の中のモヤモヤ、悔しさ、涙、怒りをお聞きしています。

 

こうしてweb上で活動していると、手紙を書いて切手を貼って出すよりもずっと自分の意見を言いやすいので、日々いろいろな内容のメールをいただきます。


一番多いのは
「帝王切開ばかりが辛いと思わないでください」とうもの。「経腟分娩だって辛いんです!」

 

次に多いのが

「帝王切開出産を残念に思っている人ばかりじゃありません」というもの。「私はすっごく良い帝王切開でした」

そして
「そうやって体験者が集まって、つらい、悲しいって愚痴を言い合って
楽しいんですか?」というもの。
あるいは、
「そんな発信をしているから帝王切開にマイナスなイメージを持つのでは
?」というもの。

こういうメールはほぼ、会に参加したことのない方からです。

私は、お会いしたこともない方からの 会や講座への不満のメールにもできるだけ誠意を持ってお返事を書いています。

書いては消し・・・大根を切りながら、あの言葉は良くないかな・・ニンジンを切りながら、こっちの言葉にしようかな・・と考えて完成させた返事です。
1・2時間は普通にかかります。
一日考えているときもあります。

これは同じようなお仕事をされている方ならわかってくださると思います。

 

帝王切開ばかりが辛いとは一言も言っていません。
そもそも痛さ自慢、辛さ自慢をする時点で間違っています。
何よりも無事に大切な命を抱っこできたことを感謝すべきなのです。


私は良い帝王切開でした。

本当に良かったです!
ぜひその気持ちを皆さんに広めてください。

そして、何のおかげで良かったと思えるのか・・その先にいる人に感謝の気持ち「ありがとう」を伝えください。

 

帝王切開ママの会や講座は愚痴を言い合うだけの会ではありません。

これについてはぜひご参加くださった皆さんから感想をお聞かせいただければと思います。
マイナスの発信が目につくのは、どうしてもそこの声が私のところに多く届くからです。

愚痴を言い合うだけの会でしたら ここまで続かなかったでしょう。
愚痴はもちろん言います。
でも、先を見てほしいんです。

 

子育ては始まっています。
愚痴を言っても続くし、笑顔でいても同じように続きます。
じゃ、その顔をずっと見ているのは誰か・・
家族です。子どもなんです。
これは出産に限ったことではありません。

 

どんなことでも、うまくいくことと 思っていたことと違う道を進むことが起きます。
子どもたちの反抗期・受験・就職・・・・一応一通り経験しました。
そんな時、気持ちを吐き出して、そのあとスイッチを入れ替える。
そのお手伝いをしているつもりです。

 

最近よく「帝王切開ママは、下から産めなくて傷ついている」という記事を目にしますが、私が15年お付き合いしてきた限り、下から産めなかったことが傷つきの原因の一番ではないと感じています。

何が理由なのか・・・知りたい方はぜひご自分で足を運んで聞きにいらしてください。

 

もうひとつ。

 

私が講座でお話ししていることは、私に聞いてほしいとご参加くださった方や、気持ちを伝えてくださった方たちの、大切な大切な信頼の上に成り立った声です。
それをあたかもご自分が聞いたかのように伝える方もいらっしゃるようです。

これは、私の講座に限ったことではないですよね。

 

どうぞ私の講座で聞いたことをどなたかに伝えるときは「くもといっしょに」の講座で聞いた・・と一言でいいのです、伝えてください。

 

さもないと、わたしを信頼して話してくださった皆さんの思いが 勝手にどこかに一人歩きしてしまいます
「仁義」です。


こういったことを一昔前の私でしたら「仕方ないか・・」と流していたと思いますが、50歳になり、おいおい・・・そんなことじゃダメだよと言う番になりました。


時代の流れで帝王切開は増えています。

命を救うための帝王切開は必要です。
でも、日本という国の出産事情はどうしても帝王切開出産は笑顔になれないことが多いのです。
ほとんどが心のケア不足です。

 

帝王切開が増え
発信する人が増え
発信するツールが増えました。

だから誤解も生じます。

久しぶりに自分のスタンスをきちんと明記しておこうと思い、長文書いてみました。
私の思いを理解してくださる皆さま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。