48.突発性血小板減少性紫斑病(ITP)

妊娠四ヶ月頃『突発性血小板減少性紫斑病(ITP)』と言う病気を発症しました。

血液中の血小板という血を固める成分が何らかの原因で減少する自己免疫疾患です。


お産への影響ですが、母体の出血については、分娩予定前の投薬、輸血準備等で問題はクリアできます。
子への影響は低確率ですが、母親の抗体が移行することにより同じく血小板が低い可能性があります。

子の血小板が万が一低かった場合、普通分娩では産道を通る事による脳内出血の危険を伴います。

(今は殆どが脳内出血の可能性は低いとして普通分娩出来ると思います。)

以上が帝王切開の理由ですが、私の場合も予定日前日までは普通分娩の予定でした。
ですが、内科での検診で徐々に血小板の値が下がっていたため、医師の気が変わったのです。
いきなり告げられたのが幸い、帝王切開の予備知識が全くなかったので、比較的冷静でした(^^;)

あと、記憶に強く残っていることを少し挙げます。
・ ITPの場合、局所麻酔が出来ず(なぜなんだろう?知ってる人がいたら聞きたいですが)、全身麻酔でした。

全く痛くないと思っていたのに、切開表面の麻酔は眠る前に二人がかりで息つく間もなくブスブス打つので痛かった&恐怖を覚えました。

・ ITPが原因ではないと思いますが、術後なんらかの腹部内出血で、下腹部から太股ひざまでの広範囲にわたるあざができました。

産後たしか一ヶ月ぐらいで消えたと思います。(これも、医師の説明が良くわからず未だに?です、なんだったのだろう...)

・ 術後、むくみがひどく、10日たっても、術前から体重が3㎏しか減りませんでした。
これって『子の体重+羊水』をひいたら、かなりの水分??

その後の報告ですが、
子の血小板は産後すぐに検査してもらいましたが正常で、今もいたって健康です。
私の血小板も術後すぐに正常値に戻り、現在は半年おきの検査を受けていますが、正常値を保っています。

そろそろ二人目も欲しいのですが、ITPが次回の妊娠にどう影響するかは、妊娠してみないとわからないそうで、

慢性化したら...と不安材料の一つです。
そして、次回も帝王切開は医師に決定されているので、それも踏み込めないでいる要因です。
やはり恐いです。いろいろもろもろ...
もちろん、普通分娩でも不安は同じだと思いますが。