5.児頭骨盤不均衡(P.2)

〈一人目〉
近所の総合病院で,一番すいている曜日に通っていました。
診察時間も短く,初めてなので何が知りたいのかもわからず、十分なコミュニケーションも取れませんでしたがこんなもんかなと思ってました。
いざ予定日が近づくと,子宮口硬いねといわれながらも何も処置はなく,2週間が過ぎてしまいました。

夜なんとなく生理痛のような感じが来て,おさまり、次の夜これかな?と思い電話をして夜11時に入院。診察を受けると全く子宮口が開いてないとのこと。
痛みはかなり強くなってきて,精神的にもまいって来た明け方、子宮口はまだたったの3cm。もう泣きそう。
浣腸も済ませて、うんちしたくてたまらないのに全然出ず、ぢが悪化。
朝ご飯を食べ,院内を散歩,陣痛が痛くて痛くておしりも痛くてもうイヤーと弱気。
子宮口はまだ4,5cm。
耐えに耐えてやっと夕方破水。これで産めるのか~と思いきや,子宮口7cmでストップ。夜もふけてきました。
もうくたくたで主人もうんざりした表情。夜10時ごろ私の疲れきった様子からか,レントゲンを取ることに。
その間も陣痛は弱いのに痛みは相当でした。

レントゲンの結果は朝まで待って促進剤を使っても、赤ちゃんが骨盤に対して大きくて無理かもしれないとのお言葉。
胎児の状態は問題ありませんが待ちますか?帝王切開しますか?はいします。
そのときの私はもう精神的にも体力的にも余力がありませんでした。
手術はおなかで地震がおきてるーと思ったら産声が聞こえ,うれしくて涙しました。
3725gの男の子でした。

病室に運ばれてから寒くて寒くて死ぬのかなーと不安でした。痛み止めも何度もナースコール。
ベッドも電動で動かず床づれとぢの痛みと傷の痛みで、うなってました。
初めての人に恐怖を与えるような内容ですが正直な気持ちです。

私の場合,出産に望む姿勢そのものに反省点がいっぱいあったので,そういう意味で参考にして欲しいなと思います。


出産予定日、検診にいき、先生の口から、「このままだと帝王切開だね」
私はどういうことかわからず、先生の話も上の空になり・・頭の中??…
おなかが予定日になってもはらないし、全然下がらない。
毎日犬の散歩で一時間以上歩いているのに…
おかしいな・・とは思っていたけど、まさか帝王切開なんて・・
それまで順調だっただけにとてもショックだった。
私は、身長170cm体重も人一倍ある、誰が見ても安産と思われる体系なのに・・
「児頭骨盤不適合」私の腰と赤ちゃんの頭の愛称があわなかったらしい・・

その先生は、市内でも腕のいい先生で名のとおった人だったので、
私は素直に先生の言葉を受け入れることができた。病院はとてもボロだけど・・

手術前夜から泊まり昼にはおなかが切られた。
私は、盲腸もしたことがない。入院自体初め。
手術中麻酔のせいか、気持ちが悪く、とても我が子を見る余裕もなかった。
病室は、真夏だというのにクーラー故障中。
西向きで蒸し風呂、家から扇風機を持ってきてもらったけど、とても暑かった。
手術の夜は、寝返りすらできず、背中が痛くて、夫にさすってもらうが、
傷も痛くて、鎮痛剤を二度打ってもらった。

赤ちゃんは、何度か病室につれてきてもらうが、傷が痛くて全然だけない。
お見舞いの人たちも、わたしの悲痛な顔と、蒸し風呂の病室ですぐに帰ってしまう。
三日目、やっとおしっこは自分で行くようになったが、
始めて立ち上がるときは、たつまでに、15分もかかった。
背中にはびっしりのあせもができ、傷よりつらかった。
けど、日に日に傷の痛みは消え、出産って病気じゃないなとつくづく思った。


私は児頭骨盤不均衡で帝王切開を125日に控えていましたが、
赤ちゃんが骨盤の中にうまく下りてきてくれたら、自然分娩出来る可能性もなくはないと言われていました。
だから、どうにか下りてきてくれることを願って毎日散歩したりしていたら、出産予定日の21日の明け方に破水したじゃありませんか!!
もしや自然分娩出来る???と期待に胸を膨らませ病院へ。
先生が診察したところ、子宮口は2cmしか開いてないし、赤ちゃんもまだ高い位置に居るとのこと。
でも、私が出来ることなら自然分娩で…と希望していたこともあって、
「破水もしてることだし1日だけしか様子見れないけど、1日頑張ってみる?

それで明日の朝の状態で無理なようだったら至急帝王切開ね」と言ってくれました。
結局、1分間隔の陣痛までなったのに、子宮口は4cmまでしか開かず、赤ちゃんも
下りてこれなかった。この1分間隔で襲ってくる激痛を7時間位頑張ったのに、最終的には帝王切開へ…。

麻酔ですが腰椎麻酔。
陣痛にもがいてた時だったからかもしれませんが、痛みに滅法弱い私でもちくっとする位の痛みで、も~きれいに1発オッケー!!
術中は全裸で蛙状態、寒さに震えて…というコメントも何度か拝見しましたが、うちの病院は上半身には何か掛けてくれていた気がする。
アイマスクをされていたのと、陣痛と戦った後で意識が朦朧としていた時だったのではっきり覚えていないのですが、
部屋は温かくされていて快適でした。
麻酔の効きも何度も確認して下さり、ちゃんと効いている状態を確認した後オペ開始。

切られている感触などは全くありませんでしたが、赤ちゃんを引っ張り出す時だけは体全体がグッグッと引っ張られる感じがあってわかりました。
腰椎麻酔で意識はあり赤ちゃんの産声も聞けたし、アイマスクを外してご対面もさせてくれて感動しました。
ご対面が終わると、点滴に眠くなる薬が投与されてめちゃくちゃ夢心地な気分で後の処置が行われました。
オペが終わっても気持ち悪さなどは全く無く、翌日の朝まで(オペは午前10:30頃行われた)下半身は麻酔が効いた状態で
気持ち良く眠ることが出来ました。
翌日は午後に導尿が外されると同時に歩行開始!!
どんどん歩くように言われました。

いやぁ、さすがにこの時は痛みとの戦いですね…。

子宮が収縮する痛みと傷の痛み、どっちがどうなのかわからないけど、とにかく腰を曲げてどこかを伝って少しづつしか歩くことが出来ない状態でした。

全体の中でこの2~3日の痛みが私にとっては一番辛かったかな?
でも、4日目からは腰を伸ばして歩くことが出来るようになってきたし、
5日目からはもうほとんど痛みは無く傷口が痒くなり始めました。
母乳は3日目からあげれますが、うちの子は黄疸が出てしまったため搾乳してあげました。
母子同室は黄疸の治療後で5日目になりましたが、普通だったら4日目からなれます。
入院期間も平均2週間なのかと思ってたらうちは8日間。
確かに8日間あればもう普通の生活可能になってました。
人の体質によって違うんでしょうが、同じ病院の人はみんなこんな感じでしたし、
ここで帝王切開した人で辛かったと言う人は私が知ってる限りでは聞きません。

傷に関してですが、私はてっきり抜糸をするのかと思ってましたが、しないんですね~
縫った傷の上にテープが何本か横に貼られているだけで、そのテープが自然にとれるまでほっておけばいいらしい。

傷跡は見ると気分的に痛くなりそうなのでまだ直視はしていないんですが、旦那に見てもらったところ、全然痛々しくないし、

ただ1本線があるだけで良くくっついてるなぁと言った感じらしいです。
あんまり目立たなくなりそうだよと言っていました。

ま、そんなわけで全体を通しての感想は、きっとうちの産院帝王切開上手!!
病院やオペ方法、その人の体質によって帝王切開の辛さは様々なんだと思いますが、

私のように全体的にそこまで辛くない場合も多々あると思います。
オペは誰でも怖いけれど、大切な大切な赤ちゃんを自分の腕に抱く事を想像したら頑張れる気がしませんか?

 

赤ちゃんのためにも恐怖に打ち勝って頑張りましょう!!


58ヶ月ぶり2回めね。骨盤狭い&ついでに卵巣嚢腫。3115gの女の子出ました
38w4d)&卵巣のぶよぶよ6cm(こっちも2個め)。
硬膜外麻酔、サイコーっ!!
この病院で硬膜外使うようなったんはここ1年ほどなんやて。
術後40時間、60ccの痛み止め(1.5cc/1時間、自動で注入される)で傷は全く痛ないねん。
子宮の収縮の痛さはあるけど、「あたたた」程度で泣く程やない。

最初の40時間が楽なんで(寝返りもできまくり。既に歩けるし)、その後も全身ガタガタになってへん。
日に日に良ぅなる。ええでぇ~♪

前日午後に入院。麻酔科の医師からの説明があったねん。
そこで最大のピンチ...麻酔は脊椎&硬膜外併用がその病院の基本なんやけども、私は敢えて、

麻酔科の問診表の”何か希望があれば”ってなとこに”硬膜外麻酔希望”(熱望、切望と書きたいくらいやったが)とまで書いたんよ。

だのにだのに...
9/13
に済ましてた術前検査の血液のんで、血小板が異様に減ってた(通常値150000300000とからしいのが、たったの75000やて。)=血止まりにくい、出血し易いっちゅうてな、硬膜外麻酔は刺す針が太いし、位置も微妙なとこやから出血しまくるとえらいまずいいうことで、麻酔説明書に”血小板減少しているため場合によっては硬膜外麻酔中止します”て書かれてしもてん...頭ん中”そんなアホな...そんなアホな...”やで。
かつて私ほど”硬膜外、硬膜外”言うた患者は居らんのとちゃうか?(下調べバッチリやったしな)そないな私にそら酷でっせ...
しかし、私がめっさご希望なんで(ちょっとくらい血出たかて構へんから使といてぇないう感じ)その日もういっぺん血液検査して血小板増えとったら硬膜外もしたるっちゅうことに。
で、血液検査の結果、その日の血小板は8万ちょいやってん。

常人よりしょぼいが75000よりはマシ。で、条件付で硬膜外使用となってん。
その条件いうんが...チャンスは1回こっきりや。一回で上手く刺せんかったら刺し直しはせーへんと(何べんも刺すと出血やばいから)。

で、当日。手術は午後2番目1430~の予定やってん。

で、11時頃にあれがNSTっちゅうんかな?腹の張りがグラフで出るやつしたねん。

ほなら「結構張ってますね」っちゅうて、急遽順番入れ替えで午後11300~に変更なってん。

だんなは2時頃来る言うとったのによぉ(ナースがTELしてくれて早よ来た)。

しかし、10ヶ月入ってから家でも結構張ってたで。それとさほど変わらんのやけど...今更慌てて繰り上げるかぁ?いう感じ。

しかし待つんも暇やし、腹も減ってて(手術早よなったからて、早よ次喰えるわけやないが)まぁええわ。
そうそう、その前に手術用の点滴の太めの針刺した時にな、めさ血出てん。シーツにボトボトと。

それ見て硬膜外やめとく言われたらどないしよか思たで...
と、晩寝る前に下剤飲んだんやがうんこ出ず。

ここの体験談読んでて...めさ不安やったわ(が、結局次にうんこしたんは退院前日。どないな便秘やねん)。

で、いざ手術。まず硬膜外麻酔(その前にそこの部分にプチっと痛み止め注射)。めさめさ気合い入れて背中丸めたで。

ここが勝負や。1回で成功!!
すばらしいぞ麻酔科医っ!!
難関クリアや。もう怖いもの無し。で、脊椎も刺して...効き具合ひんやりチェック。
腕と腹、胸とか「こことここの冷たさ同じ?」しっかり効かんと難儀やさかい、ややビビリ加減に答えといた。

「う~んちょっとちゃうかなぁ」とか。で、切ったんやけど、何も痛なかった。効きばっちし♪♪
酒控えてた甲斐がありますわ♪
13
40赤子出る。臍の緒3回首に巻いてたて。の割にめっさ元気て。

ちらっと見せてもろて(ちゃっかり眼鏡かけとったねん)子はお先に。

白くて汚かった(もっとよう洗てから見してーや...)。感激の涙も出やんわ。
それから卵巣切るんがえらいおもろかったねん。

産婦人科の先生3人(暇なんか?)+麻酔科医+ナース数名居って、3人で腹ん中いじってはったねん。

「そこの黄色いとこも怪しいちゃうか?」「○○で切りましょか?」「焼いとこ」とか何や相談しながらしてはんねん。

で、ジューて、何や肉の焼ける匂い...”おおぉ、焼かれてるでぇ...”思てめさ面白い。

で、すべて終わって、手術室出る時に切った卵巣も見せてもろて、「グログロ...またできたりします?

(前回左、今回右が皮様性嚢腫なってたねん。全摘出ちゃうから平気やけども)」

「そらまた次の帝王切開で」「もうええっす」。意識ずっとめさ素やったね。
で、病室へ。1430。だんなと対面。一人目ん時は脊椎、子出てから全麻で意識朦朧へろへろやったねんけど、

今回は下半身感覚無いだけで頭はめっさめさ素。

荷物指差して「それとそれと、ここ(手届くとこ)置いといて。

 

それとそれは持って帰って洗といて」とか指図や。上の子も居って病室で長居できんので「ほなら~」とっとと帰ってもらう。


私は25ヶ月の息子と2ヶ月の娘がいます。
2
人とも、帝王切開で産みました。
1
人目の時は、当然のように自然分娩できるとおもってました。

でも10ヶ月に入ってからの健診で毎回赤ちゃんが下がってきてないと言われ、レントゲンをとりました。
そして先生から「骨盤の大きさと赤ちゃんの頭の大きさの差が1センチしかなく、難産になって危なくなる可能性があるので普通では無理です。児頭骨盤不均等で帝王切開します。」と言われ、とてもショックだったことを覚えてます。
入院、出産、手術と全部のことが始めてでとても不安でした。

前日に入院してその日の夜ベッドのなかで泣いてしまいました。
その時旦那は、仕事でアメリカに出張中でいなくよけいに寂しくて不安でした。

手術当日、手術台の上で手術が始まって、わたしは途中で耳なりがしてそのあと気持ちが悪くなりました。
その時私は「このまま死んじゃうのかも・・・」と真剣に思いました。
でも産まれてきたときは、やっぱり感動、ウルっときました。
病室にもどってからは、痛みとの戦い。
始めてベッドから起きてトイレにいく時のあの痛みとつらさ、今でも思い出してしまう。

2
人目の時は「前回帝王切開なので子宮破裂の可能性もあるので帝王切開にします。」と言われ、わかってはいたけど・・・
私の行ってた病院は1度帝王切開するとその後はずっと帝王切開なんです。
手術の時は1度やっているからわかっているけどやっぱり手術の前って緊張しますね。
私のまわりは帝王切開した友達がいなくみんな「陣痛の痛みをしらないなんていいなー」っていわれます。
なかなか帝王切開なりのつらさはわかってもらえないみたい。


妊娠4ヶ月の時に甲状腺の病気が判り1週間入院。
薬を飲みながらの妊娠生活を強いられ、不安な日々を送っていました。

その後、甲状腺も安定し、順調でしたが予定日を過ぎても一向に陣痛の気配がなく、骨盤のレントゲンの結果、

 

児頭骨盤不均衡である事がわかり帝王切開しました。

麻酔は硬膜外でしたが、麻酔後に気分が悪くなり、「母体と赤ちゃんの心拍が下がってる!早く!」な~んていう声も聞こえましたが
気持ちが悪い方が勝って、「もう早く終わってよ!」っていう悲惨な経験でした(笑)。

その後、娘は新生児一過性多呼吸でNICUに入院。
病室は6人部屋で他のママたちは赤ちゃんを病室に連れてきてお見舞いに来た人たちにお披露目したり写真撮っていたりで
私は羨ましくって、娘のことも心配で、影で泣いてました。
でもおかげ様で娘は今、元気で病気もせずに過ごしています。
歳の事も考えて二人目を、と思っていますがまたあの経験をしなくてはいけないかと思うと躊躇しています。


 

4月25日に2822グラムの元気な女の子を出産しました。

私の場合、通っていた総合病院の方針で帝王切開はすべて全身麻酔らしく珍しい(?)ので、後の方の参考にしていただきたく、体験談を書かせていただきます。

帝王切開が決まったのは38週の検診時、「背が低いので骨盤の写真を撮ってきてください。」と言われ、「児頭骨盤不均衡」が判明。
赤ちゃんと私の骨盤の差がほとんどなく難産傾向ありとのことでした。
その次の日には手術日が決定。
手術2日前に入院し皮内テストとNSTを行い、手術1日前に担当医から手術についてに説明を受け、

さらには剃毛(内診台でバリカンでやられました。ちなみに全身麻酔なのでお腹と下腹部と大腿部の毛です。は~ずかし~。)

手術当日は浣腸をし(出しても出してもしたい感じとお腹の下痢の痛みが続きもうこの時点で私はへろへろでした。
私にとってはこれが今回の手術で一番つらかったかも・・・。
トイレから出れなくて看護婦さんやだんなさままでかり出され私を探していたそうな(笑))次に内診をし、血管確保の為の点滴開始。
ストレッチャーに乗って手術30分前に筋肉注射をします。
時間になってレッツゴー。
 
手術室では素っ裸にされ内診。血圧計やおしっこのくだを入れられ消毒をして両肩に筋肉注射を打たれてその後は意識は無し。
気づいたのは手術終了後6時間後でした。
傷の痛みと子宮の戻る痛みがありましたが、我が子との初対面の時だけは不思議と痛みが遠のいていました。

手術後3日間は終日点滴。その後おしっこの管も抜かれようやく歩行可となりました。
私は痛みに強いらしく傷の痛みはあまりかんじませんでした。
よく動いていたせいか傷の治りも良く、術後1週間で抜糸。
先生も驚くほどきれいです。そして次の日には母子共に元気に退院できました。

今は毎日慣れない育児に睡眠不足ですが、かわいい天使の寝顔やうんちをしたあとのすっきりした顔(笑)を見ていると吹っ飛んじゃいますね。
どんなかたちであれ出産は出産ですね。元気にうまれてきてくれて本当に良かったです。