11.へその緒が巻き付いて(P.1)

予定日が2002120日だったのですが、実家に正月あけの6日に帰って翌日の夕方に破水しました。
すぐに破水とは気付かず,なんだかトイレに行きたくないのにおしっこが出るなあという感じでした。
でも、これはなんだかおかしいと思い,病院に電話すると「検査すれば破水してるか分かるから、とりあえず来て下さい」と言われ,一応荷物を持っていくと「破水してます。入院。」とのこと。
陣痛室に入り,陣痛が来るのを待っていたけれど来ないまま朝を迎えました。
翌日,内診して陣痛を誘発することに。
承諾書にサインをして錠剤を1時間おきに飲むことに。
なかなか陣痛が来なかったけれど,夕方頃に徐々に痛くなってきました。
陣痛室に入り,このまま自然な陣痛になるのをまちましたが、薬が切れると陣痛もなくなってしまいました。

2日めは点滴に。

毎日抗生物質を点滴しているので血管は手術用のかなり太い管で確保されているので、そこに管をさすだけなので痛みはありません。
点滴が機械で投与され,お腹には機械がついているのであまり自由に動き回れなかったのですが、機械をはずしてもらえばトイレや散歩には点滴しながら行けました。

この点滴はけっこう効いて、かなりの痛みがきたのですが、それでも子宮口は6センチくらい。点滴が終わるとまたもや陣痛は去って行き,夜は部屋で眠りました。
3日めも昨日とは違う点滴。結果は同じ。
4日めは2日めと同じ点滴。3.4分おきに陣痛がくるものの薬が切れると陣痛も消えていきました。
5.6日めは週末ということで初日と同じ錠剤でした。結果は同じ。
もう、かなり精神的に辛くなってきていました。
同じ部屋の人はどんどん生まれていくのに,どうして私だけ?(4人部屋だったので)どんどん追い詰められていきました。


7日めは、体を休めよう、ということで薬はなしでした。
当然陣痛は起こらなかったのですが,夫婦二人で涙ぐんだりしました。
なんで生まれてこないんだろうね?と話したり,お互い励ましあったり。
8日め。2日めと同じ点滴。効果なし。だんだん体がなれてきたのか?
看護婦さんも先生もどうしてだろうね?と不思議がったり、居心地がいいんだろうねと言っていたけれど,私には余裕がなくなっていたのであまり笑うことができませんでした。

同じ部屋だった人は退院し,次の人が生んでベッドがうまっていきます。
陣痛室にいると次々に陣痛がきて生んでいく人を見るので、切なかったです。
夕方内診されてかなり痛みがきつくなって期待されたのですが,またもや痛みが遠ざかっていきました。
それなりに痛みを味わっても生まれないので、母やダンナ様は見ていて不憫に思っていたらしいです。

先生にもう薬はやめてほしいと話したところ,帝王切開になりました。

朝から準備に追われて、手術室に入り部分麻酔で音楽を聴きながら出産しました。

終わってから部屋に戻るときに少し気分が悪くなって吐きましたが、部屋に戻ってからは少しぼうっとしてはいましたが話したりできました。
背中に痛み止めの管が入っていて手術の痛みはなかったのですが、後産の痛みが結構つらかったです。
その夜は看護婦さんがきて様子を何度も見るのと自動血圧計がついていてうるさいのであまり寝られませんでした。
次の日はまだベッドから動けなかったのですが,昼過ぎになんとか車いすに乗ることができました。
3日め。おしっこの管をはずされました

トイレが少し遠いので、歩いていくのが大変でした。夜には胸がパンパンにはってしまい,アイスノンで冷やしました。
看護婦さんに話すと、明日から授乳に来るようにと。
昼から授乳が始まりました。授乳室まで歩いていくのが辛かったのですが,仕方ありません。

おっぱいはパンパンで看護婦さんに搾られてかなり痛かったです。
7日めに抜糸。かなりの痛みを感じました。 
8日めにようやくシャワーの許可がでました。初めて傷口を見て少しショックを受けました。 
11日めに退院。なんと20日間も病院に入院していたことに。

入院中に嫌だったことは、個室ではないので生まれた人と一緒の部屋になること。

 

いびきがうるさくて眠れないことや,同室の人にお見舞いがきてうるさかったことも嫌でした。
かなりのショックを受けたことは,向かいのベッドの人が「帝王切開じゃなくてよかった~。」と話している相手が看護婦さんで、「そうだねー、普通がいいよね。」とあいづちをうっていたこと。
看護婦なら当然わたしが帝王切開だったことを知っているはずなのに。泣けました。
悔しくて。
今ではたまに傷口がかゆいときもありますが、普通に生活を送っています。


予定日を一週間以上過ぎていたので、促進剤を使うことになり、入院しました。
子宮口が全然開いていなかった為、バールーンを入れて広げることになり、バルーンを入れてから35分間隔の陣痛がきて、一晩陣痛に苦しみました。
でも、朝になると陣痛が治まってしまい、結局、陣痛促進剤を使うことになり、点滴で(喘息持ちの為)促進剤を使い始めたところ、赤ちゃんの心音が下がり、緊急帝王切開になりました。

いろいろ手続き(同意書とか)をしているうちに胎児仮死になってしまいましたが、無事に出産!!
へその緒が2回巻き付いていて、苦しくてうんちをしたようで、羊水も濁っていたそ
うです。
経膣分娩の予定だった為、普通にご飯を食べたのですが、お腹を縫っているとき、気持ち悪くなって吐いてしまいました。
それでも気持ち悪くって頭(だけ)をブンブン振って先生達に訴えてたんですが
「麻酔の後遺症(??)が出るから頭振らないで!!」と言われてしまいました。
次の日からは、起きたり寝たりする以外はお腹の傷は痛くなかったので、尿管を取ってもらって、自由に動けるのが嬉しくって、スタスタ病院内を歩き回ったり、赤ちゃんをガラス越しに眺めたりしてました。

ガーゼ交換の時ガーゼを交換してくれた先生が「あんた縫ってないよ…抜糸無しだね。」って突然言われビックリ。
主治医さんに聞いたところ、皮下脂肪が少なかったから、縫わなくてもテープで傷口がずれずにキレイにくっつくそうです。
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ヶ月ったった今少しケロイドになってますが、キレイにくっついてます。
だから、予定帝王切開の人は、主治医さんに縫う時のことを相談みるのもアリだと思います。


平成10年3月28日の11時頃自宅で破水し主人がたまたま休みの土曜だったので二人で病院に行きました。
先生の内診でさらに羊水が出てそのまま入院となり、私の中では明日までには生まれるのかなと思っていましたが、先生には3日ぐらいかかるかもと言われました。
まだなんの痛みもなかったので陣痛室とは違う部屋にずっといました。

朝は朝食後に促進剤を一錠飲み、少し陣痛がきはじめたと思っていたら、つけている分娩監視装置がピーとなるので、最初はなんのことか分からなかったのですが、後であの時心音が下がっていたんだなと分かりました。
10時にエコーで見るとへその緒が四重ぐらい巻いているので帝王切開になると言われました。

帝王切開と決まったものの、個人病院だったので院長が外出中だったらしく、帰ってきてから決定するとの事で結局手術は17時から始まりました。
その間主人が来て説明したのですが病室で大泣きしてしまいました。
手術室に入ると自分で全部脱いで真っ裸で手術台に上がってと言われ、言われるままに手術台に上がりました。
怖さと寒さで震えが止まらず肩にタオルをかけてもらって、昼食も食べていたので吐いた時のために洗面器も横に置かれて手術は始まりました。
赤ちゃんは聞いていたとおりすぐ出てきましたがへその緒をはずすのが大変だったようです。

37週と5日目に生まれた娘は1988gと小さく手術中更に落ち込んでしまいました。
産声を聞いて対面もして、縫われている間から病室に戻った所は記憶がないです。

その夜は熱が出てお腹が痛く辛かったけどなんとか眠れました。
次の日も動けず子供も保育器で会うことは出来ず、ほんとに赤ちゃんを産んだのかなと思うほどでした。

3日目にほんの一瞬抱かせてもらってそれから一般の病室に歩いてうつりました。
ベッドから起きあがってトイレに行くのが大変でしたが、幸い個人病院でみんなトイレつき個室だったので歩くのは少しで済みました。


ただ私はトイレがすごく近いので、点滴の時に行きたくなり二度ほど点滴をつけたままトイレに行きましたが、血管が細いらしく逆流するのでそれからは点滴の時は動かないようにしないとだめなのがいやでした。
でもよく麻酔のためから出ると言う頭痛はなく、お腹切ったわりにはすたすた歩いて元気だと看護婦さんに言われました。
娘の方も小さいけどよく飲んで退院こそ一緒に出来ませんでしたが順調に大きくなりました。
生まれてしばらくは色々大変でパパと一緒によく泣いたけど今は元気にいてくれるからいいと思えるようになりました。
次もまた切ることになっても今度は納得して、そして負い目も感じないだろうと思います

 

7月23日午後2時6分に2745gの男の子、航太朗が産まれました。
体重は小さめとは言われていましたが、先生の予想通りで私にしてはとても大きく感じられ良かったです。
なにせ上の子は1988gだったんですから。
今回、帝王切開でも吸引すると言うのを初めて知りました。
と言うのも頭にあたるはずの吸引カップが顔の左半分にはまってしまい、産まれた時ははまった所が青紫色になっていて特に目の回りはアニメなんかでよくある殴られたようになって白目は全部充血していました。
退院の頃にはきれいになったので一安心ですが、ばあちゃんや親戚が治るのかとか、
先生のミスじゃないのかとか帝王切開だと子供は何事もなく出てくるはずなのにとか色々言われて、なんかこの病院を選んだ私が悪いみたいな感じに聞こえてまたまた入院中泣いてしまいました。
その時ちょうど身体もしんどい時だったので余計に落ち込んだのですが、なんか私は
病院変えても何しても上の子同様、トラブルがあるみたいに思えてしまったんです。

今回は予定帝王切開でしたが、上の子の時と比べると麻酔が切れる頃だけが楽であとは
今回の方がしんどかったです。
術中はとにかく吐き気と胸が痛いのとで目は開けてられなかったです。

航太朗を連れてこられても見る事も出来ませんでした。
そうそう手術室のライトにお腹が映っていて見たら絶対気分が悪くなると思いましたが、
怖い物見たさで少しだけ見たら、ぼんやり赤いものが見えました。

術後は2日目から歩きましたが、そのせいなのか左足の付け根がすごく痛くなって、傷より
痛い感じで辛かったです。
エコーで見たり、外科も整形外科も受診しましたが、結局原因は分からず、その間は安静で授乳も行けず、歩行器を使いでブルーだったんです。
でも抜糸の頃にはウソのように治って良かったです。
出産ではどこが痛くなるか分からないみたいに言われました。
退院後も腕が痛いので点滴のあとが痛いのかと思ったらその少し上にコリコリが出来ていて、
打ち身のように痛かったのですが、それもいつの間にか治っていたので日が経つにつれて回復してきたのかな?と思いました。
頭痛も少しですが出たので今回は痛い事だらけだったように思います。

 

 

でも術後の点滴は術前に入れたのをずっと入れたままにしてくれたので一カ所だけあとが残ったぐらいでこれは変な言い方だけど嬉しかったです。
点滴の管をロックするとかって固まらない液を入れて短い管だけ残してくれたのでトイレに行くのも逆流しないし感心ものでした。
痛い筋肉注射も麻酔の効きをよくするのに一回打っただけです。
シャワーはOK出てからは毎日しても良かったんです。私は一日おきにしまいたけど。
傷は出来るだけきれいにとお願いしたのでホッチキスの他に糸を4本使ってありましたが、その糸を抜く時がこれまた痛かったです。
この時はもう絶対出産はこれで最後にしようと思いました。
その傷ですが、前より長くなって傷自体が斜めなんです。
これ結構気になるんですが今さらどうしようもないですね。
幅は前より細いですがこれからどうなるかわかりませんね。
私のは今回、糸も使ったので今は線路のようです。

糸のあとの横線は消えてくれると思うのでもう少しマシになるとは思いますが。


私は10ヶ月目の検診で あかちゃんの鼓動が低下しててエコーで成長も思わしくないことが わかって緊急入院。
3月18日が予定日で あとちょっとだったのですが3月1日の日 急遽 帝王切開しました。
初めての子だったのでなんだか わけもわからず状態で手術へ。。。

全身麻酔ではなかったので意識もあり 無事赤ちゃんが出たあたりから麻酔のかかりがにぶくなりお腹の中をキレイにしてる感覚がわかって気持ち悪くなっちゃいました。
先生がたは 悠長にゴルフの話をしてるし・・・(^^;)
で 結局あかちゃんはへその緒が 三重巻でへその緒自体細かったようで未熟児(2048g)で生まれました。
これでほっとしたのもつかの間、その後が大変でした。

原因不明の低血糖症で点滴をしつづけないと脳の栄養になる糖が維持できなくて、下手すると障害が残ると言われてしまいました。
いろいろ手をつくして、これで駄目だったら専門の施設に入らなければなりませんでした。
それから一ヶ月間半ICUにはいり、ガラス越しに点滴や器具だらけの娘を見ては泣いてばかりでした。
もしかしたら ガンかもしれないとか、先生もいろいろ手を尽くして下さってたのですがある時 まさに突然回復し糖を維持できるようになり無事退院♪
結局 先生も原因がわからないうちになおってしまいました。(^^)
その娘も、もう11歳。あの時のことがウソのようです。

その後、4歳はなれて男の子を妊娠して、これがまた大きく育って帝王切開か?とあやぶんだのですが、結局 自然分娩し大変だったけど、両方の出産を体験出来てよかったです。


妊娠34週まで某大学の職員として働いていました。
残業も多くハードワークな部署だったこともあり退職を決意しました。
「ギリギリまで動いていたんだから、絶対早く産まれる!!」との周囲の声にもかかわらず、予定日近くなっても胎児が下がってくる気配もなく・・・。
とにかく、動け!とばかり、毎日毎日2時間近く散歩したりしました。
でも検診の度に「まだ下がってないねえ。子宮頸管も固いし・・・」と言われ、骨盤のレントゲンを撮ってみたり。
予定日後1週間ほど様子を見ていましたが、一向に気配もなく、こんな状況では、陣痛促進剤を使っても、母体も胎児も苦しいだけ、とのお医者様の判断により、予定日を11日過ぎたところ-41週と4日で帝王切開と決まりました。

手術自体は「へ、もう終わり?」というくらいあっけなかったという印象でした。
実際、午後2時に手術室に入って、麻酔を背中に打ってもらって、麻酔が効き始めて「さあ始めますよ」の声を聞いたと思ったら、「ほら、産まれたよ!!」。
時間にして、たったの30分弱。
午後2時24分に男の子が産まれました。
胎盤を摘出して、縫合してもらって1時間ちょっとの手術でした。

ただ、切腹してわかったことが一つ。
なんと赤ちゃんの首にへその緒が3回も巻いていたんです。
だから下がってこなかったんですね。
これを聞いて、私も夫も両親も、夫の両親も「なるほど」と思ったのと同時に「薬で陣痛を起こして、無理に下から産まなくてよかった!」と胸をなで下ろしました。

手術のあっけなさが印象強いだけに、「へその緒3回」の事実が重くて、重くて。
なぜなら、実は私の母は、長女である私を産む前に1人、男の赤ちゃんをお産で亡くしてるんです。
それも今回の私の事例と同じ理由で・・・。
微弱陣痛で苦しんで薬を使ったのですが、無理に自然分娩させた結果、赤ちゃんの首にへその緒が巻きついていたため、窒息してしまったそうです。
だから、私の赤ちゃんがへその緒が巻いていたというのを知って、ああ、帝王切開でよかった!!と一番感じたのは母なのかもしれません。

世間では「産みの苦しみ」を味わってない楽なお産をしたなんていわれる帝王切開ですが、今回、経験してみて一番安全なんじゃないかな?と思いました。