42.イキめないため

私自身は生まれつき右目が弱視で、二度ほど網膜はく離の手術を受け、降眼圧剤(キサラタン、チモプトール)を処方されていました。

娘は体外受精で授かりました。

受精卵を胎内に入れる午前中まで点眼していましたが、胎児への影響を考え使用を中断して現在に至ります。

点眼薬を中断すれば3ヶ月でほぼ失明状態になることは承知の上で自己判断しました。

 

それから、6週のとき切迫流産で入院したことがあります(当時は岡山市在住。20084月以後は松山市在住です。)

自然妊娠ではなかったのでできるだけ自然に産みたいと思い、まつやま助産院へ連絡をとりましたところ、提携病院である松山赤十字病院を紹介され、両方で診察を受けています。

胎児の経過は順調そのものだったのですが、今度は私自身の左目に網膜穿孔がみつかり、安定期に入るのを見計らって眼科でレーザーを打ちました。

 

臨月前にもう一度左目を検査したところ、眼科の主治医から「左目の網膜は大丈夫だとはおもいますが、自然分娩でイキむと両眼失明するおそれを否定できません」と告げられました。

その後、産婦人科の医師から「高齢出産で体外受精児でしかも目にリスクがあるなら、帝王切開を選んだほうがよいのではないか」と諭されました。

帝王切開を決断した当初はショックで毎日泣いていましたが、38週で元気良く産まれた娘は2700gを超えてました。

ちなみに自宅は4階です。

階段のみで毎日エッサホイサと駆け上ってたので「40週だったら、もっとおおきなお腹だったはず……」と考えると、帝王切開で良かった気もします。

 

松山赤十字は母乳育児推進で、申し出れば出産した夜から仰向けのまま授乳を開始できました。

私はいまでも溢れるほど母乳が出ます。

そしてなにより、毎日娘の寝顔を見ていると、「あなたと会うのがあと2週間も遅い状態なんて、そっちのほうがイヤだなー」と逆に思っちゃいましたヨ!

 

ついしん:右目のその後ですが、失明しないでうっすら見えているらしいです。

出産後5ヶ月目から(授乳は続けているのですが)キサラタンを就寝前に1滴点眼しています。

現在のところ眼圧もほぼ正常値に戻っています。

ただ、角膜移植と言われても、娘はおっぱい星人で卒乳どころじゃないもんですから(^^;)

右目を手術する日がはたして来るのか、それとも体外受精の卵をまた胚移植して二人目ができたりしてしまうのか。

すべては神のみぞ知るってことで。

アーメン、ハレルヤ!

 


 

 

私は独身の時に「頭の病気」になってしまったので、「イキめない」といった理由で、やむなく??帝王切開になってしまいました。
脳外科の医者は経膣分娩でも大丈夫って言ったんですが・・私がなった病
気は「クモ膜下出血」でした。

 

産婦人科の医者は私が過去(=独身の時に)頭の血管を切っているので、いきむ=血圧が上がる=血管が切れる・・という予想をしたそうで、かなり私を見て驚いていました。
それで、危険はどちらも(経膣分娩も帝王切開も)多いけど、リスクの割合から言うと、帝王切開のほうが安全だという結論に達しまして・・・・。
それで5ヶ月くらいから血圧計を家で購入して、それで普段からの血圧を測って置くように。というカンジで入院は免れました。

入院ともなれば、それだけお金も色々掛かるし。
主人とも話し合った結果、普段の血圧で「安定している」という証拠を先生に提出して、何とか納得してもらいました。


医療技術が発達した今でも「身体にメスを入れること」は「容易な事ではない」という事を、他の未経験者さん達にも解って欲しいですよね。
自然分娩は最初が陣痛で辛いから、帝王切開のほうが・・なんて思うかもしれないんですが、それはとんでもない間違いですよね~