61.恥骨の奇形

1度目は予定日超過での促進剤の使用でしたが、3日頑張りましたが、子宮口が6㎝までしか開かず2度ほど帝王切開をしています。

母子手帳には、児頭骨盤不均衡により分娩停止。

子供の頭が上手く骨盤に入っていなかったからとの説明でした。

普通分娩したかったので、本当にショックでした。

 

こちらのHPに出会い、VBACを知り、2人目妊娠前から情報を集め、通院できる範囲の距離で個人病院を見つけることが出来ました。

妊娠中も体重増加も無く、順調そのものでした。

しかし、、陣痛はおこらず、予定日に入院しました。

医師の監督の下、促進剤にを使用いたしました。

VBACの場合促進剤は通常使用しないものかと思っていたのですが、陣痛がきていないので様子を見ながらとの事でした。

陣痛がきたら、使用はやめますからとの事。

月に3件~5件のVBACの出産がある先生だったので、不安でしたが、任せました。

 

痛みはくるものの本当の陣痛がまったくきませんでした。

子宮口は最大8㎝になった時、産道に赤ちゃんの頭を乗せる為、いきみましたが、産道にのってくれませんでした。

何だかんだ5日間がんばって帝王切開になりました。

 

手術して分かったのですが、私の恥骨はとても浅くて、しかも短いそうです。

その為赤ちゃんの頭がしっかりと骨の間に収まらず、逃げてしまうそうです。

恥骨の間に頭が入らない為、陣痛がこなかったと言うことです。

「最初の帝王切開をした先生も分かったはずなのにね~。

ちゃんと説明してくれれば、こんなに頑張んなくても良かったのに」と言われ、凹みました。

 

ちなみに、最初の出産の時、骨盤のレントゲンも撮ってあり、骨盤の幅は問題ありません。

骨盤のレントゲンではこの私の恥骨の奇形は写らないそうです。

妊娠中も一切お腹の張りはありませんでした。

きっとこの恥骨の奇形のせいなんだと思います。

お腹も張らないし、陣痛もこない。

普通分娩できない自分に負い目を感じます。

 

お産婆さんにとりあげてもらっていたひと昔前の自宅出産だったら、私はお腹の中で大きくなりすぎた赤ちゃんと一緒に死んでしまっていたと思うので、現代の医療で母子共に健康に出産を乗り越えられた事に感謝しなくてはと、気持ちを切り替えるようにしています。

30年間産婦人科の医師をしていた先生も私のケースは初めてだと言っていました。

本当にまれなです。皆さんの参考にはならないかと思いますが、珍しいケースですので、投稿させていただきました。