34.早期破水

~陣痛が起きてもまだ子宮口が開いてない段階で破水が起こること~

2001年1月2日の午前3時ごろからおしるしがあり,軽い生理のような出血が続きました。
その晩午後11時ごろから陣痛がはじまり翌日午前3時に入院しました。
そのとき子宮口は4㎝開大でした。


しかし,その後陣痛がなくなってしまい,助産婦さんに夕方一旦自宅へ帰るようにいわれました。
その前に医者に内診してもらったところ,お産は進んでるよ。膜が薄くなってる。
今晩生まれるかもしれないから入院していましょう。といわれ結局陣痛室から一般病室へ移り入院していました。


その先生のいうとおり午後7時ごろから陣痛が再開し順調に間隔が狭くなっていきました。
が翌午前2時突然パン!という音とともにジャバジャバ破水したのです。


初めての経験ですからその量が多いとは思わず、冷静にナースコールで知らせました。
すぐに助産婦さんが処置してくれましたがそのときパンツが緑色っぽかったのを覚えています。
あとでわかったのですが赤ちゃんが苦しくてお腹のなかでうんちをしてしまったとのことでした。


助産婦さんはいたって冷静に,もうすぐ陣痛が強くなるかもしれないからね。と笑顔でいいました。

私はいよいよかあ!?と内心よろこんでいたのもつかの間,医者が飛んできて内診し「子宮口4㎝か,いいですか,よく聞いてください。赤ちゃんの心拍が陣痛のたびに弱くなっています。このままでは危険なので帝王切開します。原因はわかりません。」といわれました。
何が何だかわからないまま手術の準備がちゃくちゃくと進められていきました。


その間に腰が砕けそうな激しい陣痛がやってきてウテメリン(陣痛をおさえる薬)を点滴されてもしばらく続きました。
その後手術室へ移動し腰椎麻酔をしました。
麻酔科の医師だからか全く痛みは感じませんでした。
しかし,はじめは効かなくて麻酔科医師に足のももとお腹をつねられて,「感覚違うよね」といわれても同じように痛かったので,「同じです」と答えたら,首をかしげて「本当?なら足動かしてみて」と言われました。

麻酔が効かないうちに切られては大変と思い一生懸命足をバタバタさせてみせました。

そしたら,本当だ。ともう一度注射しました。
今度はうまく効いて手術開始となりました。

生まれて赤ちゃんの顔をみて性別を確認するまでは意識がありました。
その後は全身麻酔に切替られたようです。
2001,1,4午前4時3020gでした。
やはり破水の量が多すぎて赤ちゃんが苦しくなったそうです。


誕生後2日は保育器に入っていました。
心拍が急激に落ちたので念のためだそうです。
産後は母子ともに健康です。

母乳も入院中からよく出ました。
ただ,赤ちゃんが飲み方が下手で乳腺炎にかかり,漢方薬を飲みながら通院し母乳マッサージを受けました。

自分の力で生めなかったのでどうしても母乳で育てたかった。
幸いそこの病院は入院中から母子同室,母乳育児に熱心で,2ヶ月目にミルクを少し足しましたが結局それ以降は完全母乳で今現在1才4ヶ月ですがまだ飲んでいます。


傷口は縦でケロイドです。

妊娠線ができないように4ヶ月のころからクリームをせっせと塗っていて,出産前はつるぴか!でした。

自慢のお腹だったのに..・・・